これで老後2,000万円問題も解決!?企業型確定拠出年金(DC)を放置してたら大損ぶっこいた話


皆さんのお勤めされている会社でも、企業型確定拠出年金(通称DC)を導入しているところが多いのではないでしょうか。

今日はそんなDCを放置していたら3桁万円の評価損を喰らってしまった話をします。

また、そこからリカバリーを果たしたプロセスについてもご紹介します。

DC制度の詳細は本記事のテーマではないので省きますが、簡単に書くと「企業が掛金を毎月積み立て(拠出)して従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度」ですね。

企業型確定拠出年金とは
  • 企業が掛け金を年金口座に積立て(拠出)してくれる
  • 従業員みずからで年金資産の運用を行う
  • 将来受け取れる退職金・年金が運用次第で変動する



似たような制度に、企業型確定給付年金(DB)があります。

その名の通り、こちらは給付額が約束されている年金制度です。

拠出する金額が決まっているので企業は掛け金を運用しなくてはいけません。もし仮に基準(厚労省が定めています)を下回るようなことがあると、企業は不足分を穴埋めするため自腹で追加拠出することになります。

右肩上がりの経済成長が約束されている時代ならいざ知らず、長らくゼロ金利政策が続くような状況では企業の財政を圧迫するケースが頻発しました。そこで登場したのが日本版401kと言われた確定拠出年金制度ですね。簡単に言うと、

テメーの年金はテメーで運用してね(責任はとらないよ)



ということですね。なんとも清々しいです。

実は本稿の大損話にはこのDBが関わってきます。

DBからDCへの制度変更


私の勤め先では従来DBが採用されていましたが、ご多分に漏れずDCへと制度変更が行われることになりました。

お金ないからDCに変えるね。お詫びにちょっと上乗せしておくよ❤


DCへの移行は時代の流れですし、多少なりとも上乗せもあるということで、それ自体には特に異論も反論もなく、必要な手続きをサクッと終わらせて移行が完了しました。

そして時が過ぎ・・・2020年4月



ふとした拍子にDCの個人ページを確認してみた私は愕然とします。

なんと、-150万円近い評価差損が発生していたのです。

いったい何が起こったのかと一瞬頭が真っ白になりました。数ヶ月前に確認した時には、トントンかちょいプラスくらいの地味な運用成績だったからです。

そう、2020年3月のコロナショックの影響をもろに受けてしまっていたのです。

でも、それだけではありません。何とも間が悪いことにDBからDCへの振替がコロナショックの直前に一括で行われていたのです。



つまり、暴落直前の高値で豪快に数百万円をお買い上げしたわけです。

そんなばかな・・なんてことをしてくれたんだ!とは思いますが後の祭り。

きっと手続き時に、振替タイミングや方法がきちんと説明されていたはずなのです。

把握することなしに放置していた自分に責任があるわけで、自分以外の誰も責めることはできません。

いまあらためて、自分の運用状況を振り返ることのできる[過去の運用利回り]というページを確認してみると、

2019年度(19年4月~20年3月):- 36.6%



と表示されています。

36.6%!

恐ろしすぎる数字ですね。

運用の見直し



これはいかん、本当にマズい!、と運用の見直しに本腰が入ったのはその時です。

当時は主に国内株式インデックス連動のファンドを積み立てていましたが、運用銀行が提供する全商品(投資信託約20)を見直しと比較検討を行いました。

主要投信ジャンル

  • 債権:   国内債券 外国債券 新興国債券
  • 株式:   国内株式 外国株式 新興国株式
  • REIT:   国内REIT 外国REIT
  • バランス型

もちろん元本保証型の商品もありますがインフレを考慮すると通貨毀損リスクのほうが高いのでここでは最初から対象外です。

ちなみに検討といいつつ、「みんかぶ投信」で一つずつ検索してパフォーマンスを比較するというアナログな作業を行いました。

発見したお宝投信



地味に一つずつ見ていくという作業の中で、群を抜いて運用成績の良い投資信託を一つ発見しました。

それが「ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド」です。

主だった投信商品と比較してみると、そのパフォーマンスが一目瞭然ですね。



ベイリー・ギフォードはスコットランドのエジンバラにある投資運用会社で、総運用資産は約3,500億ドルです。詳しいことは”じっちゃま”のnoteをご参照ください(有料ですが)。

テスラ株を処分し始めた大株主ベイリー・ギフォードについて


アクティブファンドということで信託報酬が高い(年率1.0395%)のが難点ですが、補って余りあるパフォーマンスが魅力です。チャートを見ていただくと、コロナショックの暴落時でもいち早くリカバリーしてインデックス系をアウトパフォームしていることが分かるかと思います。

ベイリー・ギフォード全集中!


そこで、株式や債権など複数の投信商品に分散していたポートフォリオを見直し、思い切ってベイリー・ギフォードに全振りするという大鉈をふるいました。

そして、4月から8ヶ月、

激動の2020年が過ぎて運用の最終結果は・・・

結果発表

2020年末時点: 評価損益 約+170万円


暴落時(暴落を確認した時)から300万円強の大幅上昇となりました^^

まとめ


一時はどうなることかと思いましたが災い転じて福となす、おざなりに放置していたDCにしっかりと向き合い、リサーチと運用商品の見直しを行ったことで最終的に大きなプラスを取ることができました。

何より有意義なのは、

リサーチに費やした時間は数時間程度

という事実です。

たった数時間の作業が大金に化けたわけです。

お金を稼ぐ方法は多種多様ですが、新しい手法やチャレンジに時間と労力を割く前に、まずは手元に既にある資産を見直すところから始めてみることを皆さんにもオススメしたいと思います。

今日はここまで。それでは。


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